年の瀬の定番

京都・東山三十六峰のひとつ月輪山(つきのわさん)。その麓に甍を連ねる泉涌寺。斉衡(さいこう)2(855)年の創建とされ、真言宗泉涌寺派の総本山。天皇や皇族の陵墓が数あるところから「御寺(みてら)」とも呼ばれます。

この泉涌寺の塔頭の一つ「来迎院(らいごういん)」。赤穂浪士を束ねた大石内蔵助とゆかりのある寺として知られ、浅野家断絶のあと山科に移り住んだ大石はここに寓居し、吉良邸討ち入りの策を練ったと伝わります。

忠臣蔵。史実を題材にした我が国の創作演目の傑作。時代を超えて人気があるのは四十七士も含めた登場人物全ての生きざまが、みる側の生き方を問い、自分ならどうするかと考えさせるところにあるからでしょう。

主君の刃傷さえなければ歴史に名前も残らない人物たちは12月14日が近づくにつれクローズアップされます。この日は来迎院でも茶会が催されるとか。

泉涌寺。最寄りのバス停からは少し登り坂ですが、ぜひ訪れてみてください。

(五十嵐 幸夫)

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