コペルニクス的転回

8月も終盤に入りました。今、日没後の南の空には2つの星が大きく輝いています。木星と土星です。夜明け前の東の空には水星が光り、そして金星と火星は日暮れ時の西の空に位置します。まさに、水・金・火・木・土の5つの惑星が一晩で姿を現す時期となっています。

惑星(プラネット)はギリシア語のプラネテス(「さまようもの」)が語源。天空で位置を変えない恒星と違って、うろうろと動く、まさに惑う様子から命名されたとか。でもそれは地球からの見かけで、それぞれは一定の周期で動いており、天動説の不遜な考え方がつけた典型のような呼び名です。

そしてその惑う動きこそが天動説の矛盾を突き、地動説の確信につながるきっかけの一つになります。こうした天文学の変遷を知ると、真理の探究には見た目にとらわれず、説明がつかないことや異端者の存在を先ずはきっちり捉えることと教えられます。

「人は見た目」と語る本には人気があります。確かに内面が外面に出るのは経験的に分かります。でも全てがそうじゃないということも分かっています。天体の見た目には180度回る答えが導かれましたが、人の見た目にはまだまだ惑わされます。

(五十嵐 幸夫)

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