選挙公報の音声版始まる ‐ 全国に普及へ

はなのぼう 2007年7月号
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7月29日は参議院選挙の投票日です。特に重要な国政選挙ですので、すでに「期日前投票」をされた方もおられるのではないでしょうか。

さて、この参議院選挙は、比例区の「選挙のお知らせ全文音声版」が製作され、初めて全国の多くの方々の手に届く画期的な選挙となりました。
実は、全国対象の音声版は今回の参院選には間に合わないはずでした。
5月下旬のことでした。スピーチオなどのための音声コードを選挙公報に、との働きかけが経産相に対して行われたことがきっかけになりました。でも、多くの方々が利用しているテープを含めないと大変だ、と日盲連や日盲社協などの折衝が行われ、テープも含めることになったのでした。
そして、実質上6月中旬からという短期間の取り組みにもかかわらず、選挙管理委員会からはテープ製作の要望が相次ぎ、100本以上の発注は32都道府県になり、全体で1万4千本を超えました。

ちなみに、点字の方は全都道府県に拡がって、4万5千部を超えました。なお、京都府では、選挙区についても、点字・テープともに製作しています。
録音テープの製作は、実はかなり大変なのです。点字も大変ですが、点字出版所の“業界”もあり、協力し合ってなんとか製作してきています。でも録音テープについては点字図書館が中心で、“少量コピー”はできても「短期間の大量コピー」がなかなかできないのです。さらに、高速テープコピー機は、もう生産されていない、というようなこともあります。
最も基本的な権利の一つである選挙権を行使するのに必要な選挙公報は、今回、やっと多くの視覚障害者も読めるようになってきました。次の国政選挙は衆議院です。比例区もブロック制で、小選挙区の多さ、つまり製作の手間は参議院選挙の何倍にもなります。しかし、視覚障害者はようやく知る権利を得たので、製作する側も、もう後に引くわけにはいきません。

ところで、候補者をよく知るためにも、そして点字や録音の製作の日数を少しでも得るためにも、世界に例をみないほど短い選挙期間を、長くする取り組みもあってよいのではないかと思うのですが・・・。

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