国際会館からの帰り道

雨の北山通り。信号待ちで停車中、ふと通りに面したレストランに顔を移すと、窓側の席に座った若い男女が楽しそうに食事している姿が目に入ってきました。二人の笑顔が何とも屈託なく自然で思わず「笑うっていいな。生きる意味はこれだな」などと、今さらながら人生の答えの一つを見つけたような気になりました。

雨が止んだ丸太町通り。昔からあるような町の食堂の前で、店主らしい年配のオヤジさんと明るい髪色をしたジャージにサンダル姿の娘さんが何やら大笑いしています。お客さんなのかお孫さんなのかといろいろ想像しながら、駆け引き感のない世代を超えて笑い合う姿に、うらやましさを感じました。

雨上がりの夕日が映える西大路通り。自転車の前後に子どもを乗せた仕事帰りのお母さんでしょうか。ウトウト眠りだした後ろの子に「寝るなー」の一声。ビックリして起きた子、お母さん、前の子の三人が笑い合っています。お母さん、今は大変でしょうが、いずれこんな時期が一番良かったと思う日が必ず来ますよ、と声をかけたくなりました。

情報ステーションでは落語のCDなども用意しています。
練り上げられた笑いが味わえます。けれども日常の生活の中で笑ったり笑う姿を見かけたりする方に心が和むのは、つくりものでは本当の意味での笑いにつながらないからでしょう。数々の物語が教えるように、幸せとはやはり身近なところにあるようです。

(五十嵐 幸夫)

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