2012年度日本の点字図書館実態調査を受けて

御嶽山の噴火では大勢の方が犠牲となられ、心からご冥福をお祈り申し上げます。災害の種類は異なりますが、子どもの頃に伊勢湾台風と第2室戸台風を経験し、恐ろしかったことを覚えています。昨年はフィリピンに超巨大台風が上陸し、大きな被害をもたらしました。最近の日本はそうした巨大台風に見舞われていませんが、災害は忘れた頃にやってくると言われています。気をつけたいものです。

さて、2014年8月末に日盲社協情報サービス部会より、2012年度点字図書館実態調査の集計が発表されました。

全国の点字図書館85館の集計によりますと、点字の蔵書数が約50万タイトル、カセットが約42万タイトル、デイジーが約40万タイトルとなっています。

年間の製作数は、点字が約8,400タイトル、デイジーが約13,600タイトルとデイジーの増加が際立っています。

貸出数では、点字が約61,400タイトル、テープ88,600タイトル、デイジーが何と864,700タイトルで、蔵書比でいうと点字は1割強、テープは2割強、デイジーは2倍強というダントツの貸出状況です。

一方、わが点字図書館の位置も気になるところで、いくつかの項目について調べてみました。その中で、

  1. 利用者数、点字利用者数、点字貸出数、点訳・音訳プライベートサービス数、相互貸借の借受数、ボランティア養成受講者数など9項目が5位以内。
  2. 職員数、新規登録者数、デイジー貸出数、相互貸借の貸出数、デイジー自館製作数など10項目が6〜10位前後でした。
  3. 上記のようにほとんどが目標圏内に入っていますが、「点字図書の自館製作数」と「点訳ボランティア数」についてはかなり順位が低く、要因の分析とともに今後の大きな課題にしなければと考えています。

施設の状況等を客観的に把握するという点で実態調査は有効ですが、単なる数字の比較だけではなく、その先にいる利用者の期待や願いをしっかり受け止めながら、今回の報告書を業務の改善に生かしていければと思っています。よろしくお願いいたします。

(田中 正和)

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