第38回全国視覚障害者情報提供施設大会に参加して

標記大会が10月18日・19日の両日名古屋市で開催された。これまでは2泊3日だったが今年度から1泊2日に短縮され、密度の濃い大会となった。

大会テーマは「サピエが開く情報ネットの新たな地平」。この3年間の大会テーマはいずれもサピエや情報ネットワークに絡んだテーマで、情報ネットワークが図書館業務の中で非常に大きなウエイトを占めつつあることが伺える。また、ネットワーク上で図書の貸出管理等を行うウェブ図書館システムが試行段階を終え、いよいよ本格稼働する動きとなっている。これまでにも増してネットワークの充実・安定・安全性が大きな課題となっており、全視情協としてそうした役割を担っていきたいという大会宣言が採択された。

こうしたネットワークの充実や新たな情報機器の登場など華やかさが目立つ一方、各図書館の運営はいずれも厳しいようだ。その上、テキストデイジーやマルチメディアデイジーという新たな情報媒体も登場し、目が回りそうな状況となっている。当館でもどのようなスタンスで取り組めばよいのか迷っているが、先ずは新しいメディアの有用性の学習と対象となる障害者の拡大もしっかり視野に入れ、積極的に取り組んで行きたいと思っている。様々な障害で通常の読書ができない方に、これまで蓄積した社会資源を活用することも含めて取り組んで行きたいと思っている。

この大会では、著作権法について学ぶ研修もあり、講師から具体例を挙げて疑問点を投げかけられたが、それに対して自分の頭で考えられることがほとんどなくて情けなかった。図書館の世界に足を踏み入れて年数が少ないとはいえ、「著作権法がこのように改定されて、その結果このようになる…」ということを聞くだけで、著作権法をはじめから読んだことがないのだ。また、著作権法は単に著作者の権利を守るだけのものでないことが理解できたように思う。まだまだ、勉強しなければならないことはたくさんある。(田中 正和)

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